奈良県の子どもたちから、質問のお手紙をいただきました。 |
| 清水さんへ こんにちは。私たちは片桐西小学校の5年1組の福本と吉田です。今、私 たちはお米のことについて調べています。質問したいことがあります。 |
Q.
1.1つ目は、米作りで困ることは何ですか。 私たちは、学習を通して稲が病気にかかると困ると思います。また、台風がやっ てきたりすると困ると思います。さらに、すずめなどが食べたりすると困ると思 うのですがどうでしょうか。A.
米作りは自然を相手の仕事です。そのため台風や旱魃(日照りが続き水がなくなる) などの災害をもっとも恐れています。 稲の病害虫については、どちらもよく効く農薬が販売されています。でも消費者の皆 さんは農薬や化学肥料などの、有毒成分が米に残って身体によくないのではないかと 心配されている方がかなりいるようです。そこで化学肥料や農薬を使わない自然栽 培米や有機質肥料を使い、農薬の使用回数を減らす減農薬、有機栽培米などの取り組 みがされています。 またすずめの被害も困るのですが、稲の苗のとき、オタマジャクシなどを食べるた め、苗を踏み荒らすカラスなどにも困っています。
Q.
2.2つ目は、米作りをしていてうれしいと思うことは何ですか。 私たちは、秋になって稲が実るとうれしいと思います。また、自分が作ったお米 がお店に並んだりするとうれしいと思います。どうでしょうか。A.
米作りは誰にもできますが、うまく作ろうと思うとむずかしいです。私は50年も米 を作っていますが、一度も満足に作れた年はありません。それだけに自分が考えに近 い米がとれたとくは最高の喜びです。 すこし難しい話になりますが、いままで農家は食糧管理法という法律でJA(農協) や許可を受けた業者にしか米を売ることができませんでした。今度、新食糧法という 新しい法律ができ、農家が店に米を並べて売ることはできませんが、直接消費者のみ なさんに売ることはできるようになりました。そのため、消費者の方のご意見や感 想、要望などが聞けるようになり、大変参考になっています。
Q.
3.3つ目は、米作りの大変さはどんなところですか。 私たちは、人手が少なくなっていることだと思います。どうでしょうか。A.
私の住んでいる羽茂町は、人手が少ないのに3人に1人(30%)が60歳以上の高 齢者です。そのため、条件の悪い水田は耕作できなくなり、荒地が増えています。
Q.
4.4つ目は米を作るときの工夫は何でしょうか。 学習では、つちづくりの工夫、水の大切さ、いい苗を育てる工夫、品種改良の工 夫などについて学びました。他には、どのようなことがあるでしょうか。A.
消費者の皆さんが求めている安全でおいしい米をどうして作るかいろいろ工夫されて います。たとえば田んぼの雑草を合ガモ、コイなどを利用して除草剤を使わない工 夫。また、化学肥料のかわりに堆肥、なたね粕、魚粕、家畜の糞、米ぬかなどの有機 質肥料を使った栽培などが試みられています。